KWU(極真世界連合)がスポーツアコードワールドコンバットゲームズ(世界武道・格闘技大会)にフルコンタクト空手の団体として初参加2013年10月18日から26日にロシアのサンクトペテルブルグで行われた、第2回スポーツアコードワールドコンバットゲームズに、KWUがフルコンタクト空手の団体として初めて参加した。
スポーツアコードワールドコンバットゲームズとは、国際オリンピック委員会(IOC)の承認団体である、スポーツアコードが主催する、各種格闘技の総合大会で、4年ごと(冬季オリンピックと同じ年)に開催される。第1回大会は2010年に北京で開催された。実施競技は、パンクラチオン、グラップリング、合気道、剣道、キックボクシング、ムエタイ、レスリング、ボクシング、柔道、テコンドー、サンボ、空手(WKF世界空手道連盟)、相撲、中国武術、ヨーロピアン柔術の15競技からなり、古代より受け継がれる格闘技の伝統や文化的側面、あるいは社会貢献といったことも重視な要素の1つとされている。
極真空手はまだスポーツアコードワールドコンバットゲームズの正式な種目にはなっていないが、KWUはWKFが承認する唯一の組織ということで、今回初めて公開競技として参加する機会を得た。
開会セレモニーでは、地元サンクトペテルブルグ女子チームによる型が披露され、続いてKWU実行委員の1人でもあるラミール・ガバソフによる試し割りが行われた。

大会期間中はKWU専用の特別ブースも設けられ、スポーツアコード会長のヴラド・マリネスク氏やスポーツアコード総合スポーツ競技大会理事のジョージ・イエロリンポス氏を始め、多くの訪問者で賑い、注目の高さを示した。

今回の公開競技のプログラムの1つとして、KWU世界チャンピオン、ドミトリー・サヴィリエフによる特別講習会も行われた。

KWUセルゲイ・スヴォロフ書記長は、WKF競技男子67kg級の表彰式でメダルのプレゼンターを務める。

スヴォロフ氏によると、今大会の大きなイベントの1つ「地域社会における武道と格闘技スポーツ」と題したフォーラムに出席し、国際的なスポーツ組織である、「平和とスポーツ」の創設者である、ジョエル・バウゾウ氏とアフリカ大陸への極真空手の普及や地域貢献の可能性といったことについて、有意義な意見交換ができたとのこと。
公開競技という形ではあったが、オリンピック競技への参加を目指す極真空手にとって、スポーツアコードの舞台に立てた意義は大きく、今後のKWUの活動により一層注目が注がれることになるであろう。
KWU公式ホームページに掲載されている記事
www.kwunion.com/events/51-kyokushin-world-union-took-part-in-the-events-sportaccord.html
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